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アイデアをAIでさく形にすると、次に決めることが見えくる

申込サイトや診断の試作品づくりをもとに、確かめたい問いの決め方と、利用者の操作を担当者の仕事につなげる検討方法を紹介します。

AI生成のイメージ写真。業務の試作品を検討する作業風景。実際の社員・顧客・執務環境の写真ではありません。
AI生成のイメージ写真。実際の社員・顧客・執務環境を撮影したものではありません。

この記事のポイント

  • 試作品で確かめたい問いを先に決める。
  • 利用者の操作だけでなく、担当者の次の仕事までつなげる。
  • 観察と推測を分け、修正後に同じ場面を試す。
この記事の目次最初に、試作品で確かめたい問いを決める利用者の操作から、担当者の仕事までつなげる触った感想を、観察と修正案に分ける試作品の完成と、運用の開始を分ける次の試作品に使える依頼シート

「こういう仕組みがあったら便利そうだ」と話していても、文章だけでは利用する場面を想像しきれないことがあります。申込画面はどこから始まるのか。何を入力してもらうのか。回答した後、担当者はどの情報を見ればよいのか。実際の流れになると、決めることが具体的になります。

bizmoteでは、申込サイトや自己理解を助ける診断の試作品をAIと制作してきました。対象者や質問の構成を決め、結果の説明や、その後の面談で参照する情報も検討しています。

この記事では、個別サービスの条件や運用データを出さず、試作品を使った業務の検討方法を紹介します。読者が自分の現場に置き換えやすいよう、例は一般化しています。

最初に、試作品で確かめたい問いを決める

作れる機能を並べ始めると、試作品の範囲は広がります。入力画面、通知、管理画面、集計、権限。必要そうなものを全部入れると、何を確かめるために作っているのかが曖昧になります。

まず、「この試作品を触ると、何を判断できるか」を置きます。たとえば申込の流れなら、「利用者が説明を読んで、自分が対象か判断できるか」「回答が担当者との会話に使えるか」といった問いです。

問いが決まれば、必要な画面と情報を選べます。会話に使える回答かを見たいなら、入力画面だけでなく、結果を読む場面まで必要です。一方、見た目や説明の理解を試す段階では、外部への通知を実際に送らなくても検討できることがあります。

試す範囲と実際に動かす範囲を分けて伝えると、AIにも制作の目的を共有できます。「この部分は説明用」「ここは入力して動きを確かめたい」と指定する方法です。

利用者の操作から、担当者の仕事までつなげる

私たちが診断を検討したときも、質問に答えて結果が出るところだけではなく、その結果を後から参照できるようにすることが論点になりました。利用者に返す説明と、担当者が会話の材料にする情報は、用途が少し違います。

利用者は、自分がなぜその結果になったかを知りたい。担当者は、その人と何を話すと理解が深まるかを考えたい。結果の名称を表示するだけでは、この二つに十分答えられません。

そこで、診断の結果を合否や成功の予測として扱わず、自己理解と面談の材料として位置付けました。道具の役割を先に決めることで、AIが書く説明や、残す情報の選び方にも基準ができます。

業務用の試作品では、利用者が操作を終えた後、誰の仕事が始まるかまで書いてみてください。受付の後に確認する人がいるなら、必要な情報、確認の順序、対応後の状態まで見ます。画面単体の良さと、業務で使えることをつなげるためです。

図は横にスクロールして読めます

利用者の操作と担当者の仕事をつなげることで、試作品で確かめる範囲を決められる

触った感想を、観察と修正案に分ける

試作品を見ると、「使いづらい」「説明が長い」といった感想が出ます。その感覚は大切ですが、修正の依頼にするには、どこで何が起きたかを添えると役立ちます。

たとえば「入力に迷う」なら、対象条件が見つからないのか、質問の意味が分からないのか、選択肢に合うものがないのかで修正が変わります。「結果が分かりにくい」なら、名称、理由、次の行動のどこが足りないかを分けます。

以下は検討時に使える記録例です。実際の利用者の発言ではありません。

横に長い表は スクロールして読めます

観察したことの例確かめたい理由次に試す修正
対象条件を探して画面を戻る説明の位置が適切か冒頭に短くまとめる
同じ意味に見える質問で止まる質問が重複していないか質問の観点を整理する
結果の名前だけを見て閉じる理由と使い方が伝わるか結果の説明を組み直す

観察と原因の推測を分けておけば、思い込みで機能を増やすことを避けられます。修正後は同じ場面をもう一度操作し、違いを確かめます。下の検証シートのように、観察した事実、原因の推測、変更案、再確認することを別々に書くと、これから確かめる内容が明確になります。

AIには記録を渡し、修正案を出してもらえます。複数の案が出たら、確かめたい問いに最も近いものを選びます。一度に多くを変えると、何が影響したか分かりにくくなるため、関係のある変更から進めます。

図は横にスクロールして読めます

観察と推測を分けて検証内容を記録すれば、何を変えて確かめるかを決められる

試作品の完成と、運用の開始を分ける

画面が動くことは、業務で継続して使えることの一部です。誰が閲覧できるか、データがどこに残るか、入力が失敗したときにどうなるか、担当者が処理を終えたことをどう記録するか。運用には追加で確認することがあります。

この区別は、試作品の価値を下げるものではありません。試作品の段階で決めることと、運用開始までに確認することを見分けるためです。先に使い方の問いを検証できれば、その後の作り込みの判断材料になります。

制作を依頼するときは、状態を短く残します。「画面の流れを確認済み」「保存の動作を確認済み」「外部接続は未確認」のような記録です。見た目が完成に近いほど、未確認の部分を明示しておくことが役立ちます。

効果についても同じです。試作品を制作した事実と、利用者の作業時間が減った事実は別に確認します。私たちもこの記事では、導入による時間削減や利用者の成果を測定したかのようには扱いません。

次の試作品に使える依頼シート

依頼を始めるときは、次の項目を埋めてみてください。画面の細部をすべて決めるより先に、業務の始まりと終わりを共有します。

  • 利用する人:[誰が使うか]
  • 利用する場面:[どんなときに開くか]
  • 確かめたい問い:[触ることで判断したいこと]
  • 最小限の流れ:[開始から結果を受け取るまで]
  • 担当者の次の仕事:[結果を使って何をするか]
  • 今回動かす範囲:[画面、入力、保存など]
  • 説明だけに留める範囲:[未接続の機能など]
  • 完成条件:[どの操作と状態を確認するか]

試作品を触るときは、説明を補わずに操作できるか、止まった場所はどこか、終わった後に何をすればよいかを見ます。自分で操作する場合も、利用者になったつもりで最初から進めると、作る側の前提に気付きやすくなります。

最初の対象は、日々繰り返している小さな業務から選べます。受付、入力、確認など、一つの流れを選び、試作品で確かめたい問いを書いてみてください。何を作るかを、その問いから考え始められます。

このナレッジを AIと使う

「アイデアをAIで小さく形にすると、次に決めることが見えてくる」を自分の業務に当てはめるためのMarkdownファイルです。記事から抜き出した要点・手順・チェック項目に、自分の状況を書き込む欄とAIへの依頼例をまとめています。

このファイルでつくれるもの

  • 記事の要点に沿った現状整理
  • 優先して確認する質問リスト
  • 担当者・期限・判断条件を含む実行計画

ChatGPTやClaudeなどにファイルを添付し、自分の状況を伝えてください。対話しながら具体的なアウトプットをつくれます。

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無料・登録不要 / 更新 2026-09-11
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#AI活用#業務改善#プロトタイピング

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